保湿力の高さから、化粧品に配合されている「ヒアルロン酸」と「コラーゲン」。
2つ一緒に配合されていることも多く、明確な違いはわかりにくくなっています。
しかし両者とも大変重要な役割を担っています。
ここでは、私たちにどのような効果をもたらしてくれているのか、ヒアルロン酸とコラーゲンの働きを解説します。
■ヒアルロン酸とコラーゲンの共通点
ヒアルロン酸とコラーゲンの共通点は、軟骨に存在しているという点です。
関節にかかる負担に耐えるためにクッションの作用をしているのが、コラーゲンやプロテオグリカンという成分です。
また、ヒアルロン酸とコラーゲンは、真皮に存在します。
真皮は皮膚の中で、最も厚い部分であり、表皮の内側にあります。
真皮のおよそ7割を占めるのがコラーゲン線維です。
この約0.02mmから0.1mmのコラーゲン線維が張り巡らされている隙間に、ヒアルロン酸などの水分をもつ成分が通っています。
■両者が化粧品で発揮する力
ヒアルロン酸とコラーゲンはともに真皮に存在している成分です。
しかし、これらが配合されている成分を、肌の表面からいくら浸しても、真皮には届きません。
そこで、肌に浸透しやすいように開発された、低分子の化粧品も開発されています。
それらを使用することで、角質内部に水分を保持した状態で留まってくれます。
そうすることで水分の蒸散を防いでくれることから、乾燥する季節でもしっかりと水分に蓋をしてキープできます。
化粧品だけではなく、ハンドクリームやボディクリームに使用されているゆえんはここにあります。
■保湿作用が万能なヒアルロン酸とコラーゲン
両者の保湿力は、かなりの高さを誇ります。
そのため乾燥が気になる季節には、手放せないアイテムになります。
ヒアルロン酸、コラーゲンどちらをとってみても、かなりの頼もしい成分です。
そして一緒に配合されていることで、より高い効果が期待できます。
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